大間見白山神社の大神楽

 大間見は以前から白山神社へ奉納していた大神楽を、安永2年(1773)に白鳥野添貴船神社へ伝授し、神路の小十郎(森正紀家の先祖)が伊勢から習ってきた大神楽を伝授されたと伝えている。既に使用している小太鼓に安永7年7月の記があり、安永年間に新しく大神楽を習ったことが考えられ、その後嘉永年間(1848〜54)に氏子坪井・古田の両名を伊勢へ派遣して4か月間にわたって神楽の技を修得させ、大神楽を充実させたことを伝えている。
 このようにして大間見では大神楽を充実させており、その後明治5年(1872)以後、大和町剣、小間見へ、また白鳥町二日町などへ伝授しており、大間見大神楽は大神楽の総師というべきものである。



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